日産デイズに搭載されたSOSコールは大きなトピックス
また、日産デイズには日産コネクトナビゲーションがあり、年会費無料でオペレーターサービス(ドコモのSIMによる通信機能)が使えるのが魅力。例えば、走行近辺のレストランの紹介から、ナビゲーションの目的地の遠隔設定など、便利さは計り知れない。
さらに、日産デイズは全車にヘルプネットに接続するSOSボタンも付けられる。これはエアバッグが展開するような場面でヘルプネットに自動通報され、専任オペレーターの呼びかけに応じない場合は救急・消防などに連絡してくれる緊急支援サービス。運転初心者はもちろん、シニアドライバーにとっても究極の「安心」になり、あおり運転を受けたときのSOSコールにもなるのだ。
そうしたオペレーターサービスやヘルプネット、とくにヘルプネットはこれまでレクサス、トヨタ・クラウン、カローラスポーツなど一部の高級車、新型車にのみに採用されていたサービス。それを軽自動車初として実現した日産の英断には、ほんと、頭が下がる思いである。
残念ながら、三菱eKワゴン/eKクロスにオペレーターサービス、ヘルプネットは用意されないものの、三菱eKワゴン/eKクロスには日産のプロパイロットに相当するMIパイロットが(標準車でも)装備できるからうれしい(日産デイズのプロパイロットはハイウェイスター限定)。
あおり運転や高齢ドライバーの事故が日々、話題になっているが、この世のすべてのクルマに自動ブレーキ、前後アクセル踏み間違い抑制機能を含む先進の安全運転支援機能が備われば、交通事故は激減するはず。日産デイズ、三菱eKワゴン/eKクロスの登場をきっかけに、軽自動車、コンパクトカーにもそうした機能を「標準装備」してくれることを、自動車メーカーに願いたい。