高速道路での半自動運転機能は2020年から
GM(ゼネラルモーターズ)は2019年4月19日、ミドルクラスセダンの新型「キャデラックCT5」を発表した。
キャデラックCT5は、世界初となる半自動運転の高速道路支援システム「スーパークルーズ」を搭載するなど、最新テクノロジーを融合したモデルとなる。スーパークルーズ機能は2020年から特定のモデルを対象に採用していく。新型には「ラグジュアリーモデル」や「スポーツモデル」を用意したことで、好みのスタイルに合わせたデザインやトリムで自分だけの一台にカスタムできる。新たな「キャデラックユーザーエクスペリエンス」を導入し、大型の10インチ対角スクリーンで直感的なコントロールができるようにするなど、利便性を高めた。
エンジンは直列4気筒2リッターターボエンジンと、V型6気筒3リッターターボエンジンの2種類を用意。それぞれ10速オートマチックトランスミッションを組み合わせている。独自のサウンドキャリブレーションは、エンジンに合わせて調整するよう工夫した。他にも、離れたところからエンジン始動が行える「アダプティブリモートスタート」や「フロントシートランバーマッサージ」など、快適装備を導入した。
安全機能面では、最新世代のリヤカメラミラーのほか、前方衝突警報や低速での自動緊急ブレーキ、前方歩行者ブレーキなどを備えた。運転支援機能としてはアダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、ブレーキ付き自動パーキングアシスト、後部歩行者検知などが利用できる。
このCT5はは2019年4月28日まで開催されている「ニューヨーク国際自動車ショー」で公開され、アメリカでは今秋から注文できる。日本導入時期は未定で、車両本体価格は後日発表される予定だ。