自動ブレーキは夜間の歩行者の検知も可能に
レクサスはプレミアムSUV「NX」に予防安全パッケージ機能の拡充など一部改良を施し、全国のレクサス店を通じて5月6日から発売する。
NXは「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに投入した2014年以降、若年層を中心に中核モデルとしてグローバルで販売を伸ばしてきた。
今回の改良では、アンダーステアを抑制する「アクティブコーナリングアシスト」を全車に標準設定したほか、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」の各機能が進化した。
衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を高めたことで、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知できるようになった。また、自動車専用道路などにおいてレーダークルーズコントロールを使用している間、同一車線の中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」を採用し、安全性を高めている。
ほかにも、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する機能を追加。カメラで主要な道路標識を読み取る「ロードサインアシスト」と、先行車の発進をブザーなどで知らせる「先行車発進告知機能」の二種を搭載した。予防安全パッケージの機能を増やすことで、事故防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指している。
ボディカラーやインテリアカラーには新色が登場。外装色には、赤土のような重厚感と日差しで際立つ発色によって、深みと鮮やかさを両立させた橙系の「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」をオプションで設定している。内装色にはブラックの表皮にアクセントカラーを組み合わせた新色を2色導入した。“version L”に採用した「ブラック&アクセントサンフレアブラウン」のほか、“F SPORT”専用に「ブラック&アクセントマスタードイエロー」を用意した。
価格はハイブリッドモデルのNX300hが505万7345円から597万7309円、2L直列4気筒ターボモデルのNX 300が442万5055円から534万5018円(消費税込み)。