三度の飯よりガソリン優先! 今じゃ考えられない昭和の貧乏クルマ好きエピソード4選 (2/2ページ)

ちゃんとしたお店でクルマを購入する人のほうが少なかった!

3)エアコン(クーラー)の修理は後回し

 お金がないからボロくて安いクルマを買う。そうすると当然のようにエアコンやクーラーはついていないか、ついていても壊れているという状況だった。とはいえ、走ることには影響がなかったし、エアコンの修理には高額な費用が掛かるということで、いつも後回しにされ、結局最後まで壊れたままだった。当時は真夏でも今のように40度近い温度にはならなかったとはいえ、暑いことには変わりない。にもかかわらず、窓を開けているとエアコンが壊れているとバレるからと、真夏でも窓を閉め切っていたヤツもいたのである。今考えればまったく無意味な見栄の張り方である。

4)クルマはお店では買わない

 お金がないので新車などはもってのほかだが、ちゃんとした中古車店からクルマを購入するというのも稀だった。ではどうやってクルマを手に入れていたかというと、親のクルマを借りたり(なかには勝手にカスタムするツワモノもいた)、先輩や友人が乗っていた車両を安く譲ってもらったりというのがメイン。もちろん、先輩や友人も貧乏なので、普通に手放したら査定ゼロ、もしくは処分費用を請求されるレベルの車両だったが、それが数万円という激安価格で仲間内で回るというのが常だった。だいたい同じ地域なので、ナンバーのそのままの場合が多く、まったく知らない人に前のオーナーと間違えて声をかけられるという微笑ましいエピソードも多々あったのである。

  


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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