普通の車種は新車同様でも新車よりもかなり値落ちしている
ということで、早速大手中古車サイトで調べてみた。まずヒットしたのは1992年式の日産パルサーセダン。N14型と呼ばれるモデルであり、WRCに挑戦すべくリリースされたホットモデルの「GTI-R」は、フルノーマルに近いもので低走行であれば、新車価格(約230万円)に近い価格となっているものも存在している。
しかし、同じパルサーでも1.6リッターエンジンを搭載したX1Rというグレードのセダンだと、たったの走行2500km(2.5万kmではない)で、サンルーフ付きの5速MTというマニア好みの装備にもかかわらず53.7万円というプライスタグとなっている(新車価格は約165万円)。
また、通常であればガンガン使い倒され、消耗して消えていく運命である商用車の軽トラックでも極上車を見つけることができた。それが1996年式のマツダ・スクラムトラック。スズキ・キャリイトラックのOEMモデルで当時の新車価格はおよそ70万円。(写真はスズキ・キャリィトラック)
こちらの中古車も走行3000km未満で、荷台に荷物を載せていたのか疑わしいほど極上の状態を保っている。そんな極上の軽トラでも車両価格は45万円と新車価格には程遠い。
もちろん、上記の2台も極上であるからこれほどの値段がついているわけで、年式相応の状態であれば店頭に並ぶかどうかも怪しいところであることは間違いない。そういった意味で考えれば高値がついているともいえるのだが、その判断は皆さんに委ねたい。