登場したての軽自動車も間違いなく個性派
3)三菱eKクロス
日産デイズの兄弟車とは思えない、どこからどう見ても三菱のダイナミックシールド顔を採用してきたeKクロス。同じテイストのフロントマスクを持つ新型デリカD:5にようやく見慣れてきたかな? というタイミングで新たな車種を追加してくるあたり、じつは高度な計算の上に成り立っている戦略なのかもしれない。
従来のカスタム系とは方向の異なる押し出しの強いフロントマスクは、一目で三菱と分かる唯一無二のもの。それだけにこのフロントマスクにピンと来たなら買って後悔はないだろう。もちろんこの顔を受け付けないというひとのために基準車が用意されているのもデリカD:5(ガソリンモデル)と同様だ。
4)スズキ・バレーノ
スズキの5ドアハッチバック車であるバレーノ。サイズ的にはスイフトよりも気持ちひとまわり大きい程度で、搭載されるエンジンも1.2リッターと1リッターターボとスイフトと同じものが採用されている。では何が違うのかというと生産国だ。バレーノはインドにあるマルチ・スズキ・インディアの工場で生産されたものを輸入しているのである。
そしてそのルックスは従来のスズキ車とは異なるどちらかというとシンプルなもの。スズキのエンブレムが備わっていなければ、どこか欧州メーカーのハッチバックにも見えてくる。最近の装飾過多なデザインに侵食気味のユーザーであれば気に入る人もいるのではないだろうか。