パーツが手に入らない場合は購入を見送った方がいいことも
といっても、修復するのにハードルが高い部分というのももちろん存在する。旧車と呼ばれる年式のモデルともなれば、純正部品の供給もおぼつかないことが多いだろう。とくに内装パーツやエンブレムなどといった樹脂パーツは欠品となると探すのに困難を極めるところ。また、窓枠やウェザーストリップといったゴム類はデッドストックがあっても使えない恐れもあるので、このあたりは注意しておきたい。
限定車に関しては、限定で装着されていたパーツなどの欠品もチェックしておきたいところ。この辺りも再入手が難しい部分と言える。
逆にボディの表面や塗装など、鉄板関係の部分に関しては、腕の良い板金職人さんにかかれば新車のように修復することも夢ではない部分だ。もちろん、骨格部分にまで浸食しているダメージは避けたほうがよいが、最近の板金塗装の技術の向上は目覚ましいものがあるので、安心してほしいところだ。
とはいえ、やはり最終的にものを言うのは、その車種に対してどのくらい思い入れがあるのかだろう。多額の出費を覚悟してでも手に入れたいという情熱があれば、少々のトラブルも苦にならないハズ。そこまでの気概があるかどうかが一番重要なポイントと言えるのではないだろうか。