トランクの縁のゴムもチェックすべきポイント
4)天井
目がいきにくいが、前オーナーがどんな感じだったのか把握できることがあるのがこちら。タバコを吸っていれば黄色っぽくなっているし、髪の毛にも静電気が付着しやすい。中古車に限らず、自分のクルマでも盲点のポイントで、見てみるとビックリすることもあるのでチェックしてみてほしい。
5)オイル注入口のキャップの裏
エンジンの調子も気になるところだが、交換をあまりしていないとスラッジが出ることも。キャップを外して内部を一応覗きつつ、ひっくり返して見てみるとそれまでのメンテ状況がわかりやすい。内部の汚れはフラッシングで落ちることもあるが、キャップの裏は形状的に溜まりやすいのか、わかりやすい。
6)トランクのフチゴムを外す
補修しているかどうかというのは非常に気になるところだが、素人には見分けにくい。修復歴ありになるほどの大事故でなくても、やはりなにもないものを買いたい。リヤまわりに限ってだが、トランク開口部のフチゴム(ただはめてあるだけ)を外してみると、パネルが耳状に溶接されている。これを元に戻すのはかなり大変なので、潰れてしまった場合はそこそこで元に戻すことがほとんど。確認してみて、ピシッと直線であれば問題なし。外せないなら、手で触ってみてもある程度はわかる。
おまけ)記録簿について
チェックポイントとして活用できるのが記録簿だが、これが捨てられていることがけっこうある。ないからダメというわけではないが、不信のひとつとして捉えてもいい。聞くと個人情報保護のために破棄したという答えがよく返ってくるが、該当部分だけ切り取ってある記録簿も見かけるので、個人情報のために捨てちゃったというのも説得力がないといえばない。