トヨタが確信犯的にヤンチャ系オーナーを狙った節も……
4)トヨタbB
それまでなかった攻めたデザインで登場したbBだが、あの独特のカタチがどうもDQN心を刺激してしまったようで、DQNかどうかはわからなくても、何らかのカスタマイズが施されているbBは多い。若者を狙ったということにはなっているが、トヨタの確信犯的なところはある。
5)トヨタ・ヴォクシー
初代からドレスアップ、カスタマイズ派を意識した位置づけにあったが、現行の特別仕様車「ZS “煌(きらめき)”」などは、まさにド・ストライクゾーン? トヨタがこういうクルマが好きなのか? DQNがこういうクルマが好きなのか? ちょっとわからなくなってくる。
6)トヨタ・セルシオ
トヨタが世界に誇った高級車セルシオは、中古車が出回るようになるにつれDQN率が高くなってきてしまった……。かつての20系もそうだったが、30系もその流れをしっかり継承。V8エンジンで排気系チューンのやりがいがあるし(?)、ローダウンが似合うし?
トヨタとしても頭が痛いような気もするが、レクサスブランドがあるからOKなのか。しかし、レクサスGSやLSもDQNたちにマークされつつある。そしてトヨタの傑作ハイエースも、DQN車化が見られる。とくに「カスタム」は……。
いずれにせよ、クルマには罪はない。そしてDQN以外のオーナーもたくさんいる。でも、カスタムの方向性を間違うと、DQN扱いに。
『人は見た目が9割』などとも言われるので、好きなクルマを好みに合わせてカスタムするのは大いに結構だが、その結果、周囲からどんなイメージを持たれるかについても、ちょっと想像しておいたほうがいいかもしれない。