愛車が瞬時に盗られる恐怖! 最近話題の「リレーアタック」の対策4選 (2/2ページ)

盗難車ランキングの1位は4年連続でプリウス

◆携帯灰皿を使う

 100円ショップなどで売っている、蓋がホック式になっていて、内側にアルミ箔が貼られている携帯用の灰皿にスマートキーを入れれば、電波を通さず、リレーアタック対策になる。安価で用意という意味でけっこうオススメ。

 同様に、アルミ箔でスマートキーを完全に包むというのも効果があるが、利便性にはやや難があり、スタイリッシュさにも欠けるのが難点。

 アルミの缶、ブリキの缶で密閉するという手もあるが、電波を遮断する効果は完璧とはいえない……

◆セキュリティグッズを使う

 オーソドックスなハンドルロック(バー)から、本格的なセキュリティシステムをインストールするというのももちろん効果的。セコムのココセコムなど、GPSの追跡装置などもいいかもしれない。

 とくに高級車は、セキュリティシステムの導入を考えておきたいところだが、日本損害保険協会の自動車盗難事故実態調査によると、盗難車ランキングの1位は4年連続でプリウス(2017年11月のデータ)。ベーシックな車種でも盗難対策は必要だと思ったほうがいい。

◆その他

 プロの窃盗団が暗躍しているケースが多い現状では、万が一に備え、車両保険にきちんと加入しておくのも大事な対策。駐車する場所もセンサーライトが点くところ、人目に付きやすいところ、防犯カメラのあるところなどを選び、クルマを降りたら、怪しい人がついてきていないかなどをチェックするのもリレーアタックの対策に(微弱電波を傍受するために、スマートキーを持った人に接近しようとしてくるため)。

 煩わしいかもしれないが、年間1万台もの盗難事件が発生している以上、何らかの備えはしておこう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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