盗難車ランキングの1位は4年連続でプリウス
◆携帯灰皿を使う
100円ショップなどで売っている、蓋がホック式になっていて、内側にアルミ箔が貼られている携帯用の灰皿にスマートキーを入れれば、電波を通さず、リレーアタック対策になる。安価で用意という意味でけっこうオススメ。
同様に、アルミ箔でスマートキーを完全に包むというのも効果があるが、利便性にはやや難があり、スタイリッシュさにも欠けるのが難点。
アルミの缶、ブリキの缶で密閉するという手もあるが、電波を遮断する効果は完璧とはいえない……
◆セキュリティグッズを使う
オーソドックスなハンドルロック(バー)から、本格的なセキュリティシステムをインストールするというのももちろん効果的。セコムのココセコムなど、GPSの追跡装置などもいいかもしれない。
とくに高級車は、セキュリティシステムの導入を考えておきたいところだが、日本損害保険協会の自動車盗難事故実態調査によると、盗難車ランキングの1位は4年連続でプリウス(2017年11月のデータ)。ベーシックな車種でも盗難対策は必要だと思ったほうがいい。
◆その他
プロの窃盗団が暗躍しているケースが多い現状では、万が一に備え、車両保険にきちんと加入しておくのも大事な対策。駐車する場所もセンサーライトが点くところ、人目に付きやすいところ、防犯カメラのあるところなどを選び、クルマを降りたら、怪しい人がついてきていないかなどをチェックするのもリレーアタックの対策に(微弱電波を傍受するために、スマートキーを持った人に接近しようとしてくるため)。
煩わしいかもしれないが、年間1万台もの盗難事件が発生している以上、何らかの備えはしておこう。