まるでアニメか映画の世界! 実在する宇宙船のような衝撃デザインのクルマ7選 (2/2ページ)

輸入車はもっと強烈! 日本車じゃありえない衝撃デザイン

5)シトロエンDS

 お次は海外へと目を転じよう。自動車史上最高の宇宙船グルマが、このDSだろう。デザインを担当したのはベルトーニで、2CVも手がけた奇才。

 発表されたのは1955年で、その先進性に驚かされるが、それをドゴール大統領が公用車として使っていたのもさすがフランスだ。このあたりの感じは映画『ジャッカルの日』を見るとよくわかる。さらに驚くのはモンテカルロなどのラリーに参戦していることで、成績もまずまずだった。

 実際に乗ったことがあるが、ハイドロニューマチックならではのフワフワした感じで、掛け値なしで宇宙船みたいだった。

6)フィアット・ムルティプラ

 お馴染みなのは1998年に登場した2代目だろう。カバゴンみたいな2段構えのフロントまわり。妙に広いグラスエリアなど。室内も横3人並びのシートや飛び出した感じのシフトまわりなど、まさに宇宙船デザインだった。

 また、1956年登場の初代もまたユニークで、どちらがフロントかわからないだけでなく、顔つきは間延びしたほんわかテイスト。小さなボディに3列シートという、驚愕のパッケージなど、奇才エンジンニア、ダンテ・ジアコーサならではのアイディアが詰まっていた。

7)1950年代のキャデラック

 アメ車というと無駄に大きいイメージがあるが、その真骨頂はやはり1950年代だろう。そのなかでもキャデラックは、ボディがデカくなったから、エンジンも大きくしちゃえ的な無駄の固まり。デビルやシリーズ59など、ホントにリヤに羽が生えていて、まさに宇宙船。というか、デザインモチーフは実際に宇宙船だったりする。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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