日本国内でも販売されていない非売品ステッカーが売られている
下の写真のステッカーは筆者がバンコクを訪れたときの定番散歩ルートにある、クローントム市場(通称:泥棒市場)の、さまざまなカー用品を扱う商店がひしめく場所にある某店で購入したステッカー。真偽は定かではないが、日本の排ガス規制などに関するステッカーの正規品が、遠く離れたバンコクの商店の軒先で購入できるということはまず考えられないので、コピー商品であるといっていいだろう。
日本では当たり前のようにリヤウインドウに貼られていて、それについて何か特別な感情を持つ人はまずいないのに、ここタイではコピー品(のようなもの)が出回るほど注目されているのだ。
バンコク市内を走る日本車のなかには、正規輸入されたり、現地生産されたモデルのほかに、日本から日本仕様が個人輸入され販売されているケースがある。こちらの富裕層はまさに“金に糸目はつけない”といった感じで、「どうせ乗るなら、高くても構わないので日本仕様に乗りたい」と考えているひとも多いと聞いたことがある。