三菱アウトランダーPHEVはモーターのみで走行する
三菱のアウトランダーPHEVに使われているハイブリッドシステムは、シリーズ式だ。電気自動車(EV)i-MiEVで開発されたモーターなどを活用し、モーター駆動で走行する。急加速時や、リチウムイオンバッテリーの残量保持、あるいは充電を行う際はエンジンが働くが、走行はあくまでもモーターのみで行う。
海外では、BMWが3シリーズのPHEVでエンジンと一体となったモーターによるパラレル式ハイブリッドを採用する。
一方、2シリーズでは後輪側へモーターを配置した方式を採る。これは、ボルボのPHEVも同様(ただし、ボルボの場合はエンジンと一体式のモーターも併用する)。エンジンによる前輪駆動と、後輪側にモーターを取り付けハイブリッド化する考えは、トヨタが2001年のエスティマハイブリッドで実用化している。