
現代はATの完成度も高くなっている
ひと昔前は「スポーツカー、スポーツ系のクルマはMTで乗るもので、ATで乗るのは邪道だ」などと言われたものである。では、このことは現代でも同じなのかを考えると「クルマにもよるけどMTでなければならないということはかなり減っており、ATのほうがいいことも増えている」というのが結論だ。おもに動力性能と密接に関係する排気量を基準に考察してみた。
●軽自動車
スポーツ系の軽自動車というとホンダS660、スズキ・アルトワークス、ダイハツ・コペンが浮かぶ。軽自動車はパワーが限られているのに加え、S660とアルトワークスはシフトフィールやクラッチフィールが良好なのもあり、積極的にギヤチェンジをして楽しめるMTがお勧めだ。
対照的にコペンはシフトフィールとクラッチフィールが悪くMTで乗ってもあまり面白くなく、シフト操作に煩わしさを感じてしまうのでAT(実際にはCVT)を勧めたい。