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前3人がけから後ろ向きまで! 実際に存在したクルマの「珍シート」6選 (2/2ページ)

前3人がけから後ろ向きまで! 実際に存在したクルマの「珍シート」6選

フロント横3人がけはトラック以外ほとんど見なくなった

 シートはシート。座り心地やデザインは別として、その形などは変わることはない。と思いきや、その固定概念をぶち破るべく、史上さまざまな試みがされてきた。そのユニークシートを見ていこう。

1)ベンチシート

 これはけっこう採用された例は多かった。要はフロントでも横3人がけができるもので、真ん中がつながっているのでベンチシートと呼ばれた。今でもトラックには残っているが、乗用車だとコラムシフトにしたりなどの装備の制限もあるし、3人がけにするには寸法の規定もあるので、ボディが肥大化するなどのデメリットも多く見かけなくなった。

2)横3人掛け

 とはいえ、果敢に横3人がけにチャレンジしたクルマはある。有名なところはホンダのエデックスとフィアットのムルティプラだ。ただ、これらもかなり苦労したようで、ベンチシートではなく、真ん中に小さなシートが付いているタイプで、結局子供しか乗れず、使い勝手はあまりよくなかった。

3)後ろ向き

 5代目カペラのグレードであるカペラカーゴワゴンや、ボルボの940やV70にもあったのが、3列目。ワゴンで3列シートというのもビックリだが、なんと後ろ向きに座るもの。緊急用ではあったが、座ると景色が逆に流れていくので、車酔いしやすかった。

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