スマッシュヒットを飛ばす輸入車は90年代にも多数あった
売れまくった輸入車。現在では輸入車そのものが売れまくっている。直近ではだいたい年間35万台で推移していて、バブルのときを除けばここのところ過去最高を少しずつ更新している。それだけ、馴染みが出てきたとも言えるし、それゆえに目立った大ヒットがあまりないようにも思える。しかし、過去にはバカ売れした輸入車はあった。今回は90年前後を中心に振り返ってみよう。
1)フォルクスワーゲン・ゴルフ
国内だけで今までに約85万台が売れたゴルフ。初代からかなり売れたのだが、当時としては実用輸入車という点でも珍しく、国産車の代わりに自家用車として購入した人も多かった。また、黄色のボディカラーもあったことから、目立ったというのもあるだろう。
その後、人気は継続して、ドイツのカローラとまで呼ばれたほどだ。
2)BMW3シリーズ
E30と呼ばれる、2代目3シリーズ。バブル時期に売られていたことから、大ヒット。六本木のカローラとして今でも語り草だが、ホントに街のあちこちで見かけたものだ。
3)メルセデス・ベンツ190
3シリーズの対抗馬が、こちらで、通称小ベンツ。チャラいおにーさんや派手派手なおねーさんというより、奥様の足として愛されていた感じだ。実質はその後のCクラスにつながるが、小さいながらもEクラスということもあり、作りはかなり高級だった。
4)プジョー205 CTI
ホットハッチ好きにはGTIだったが、女の子はオープンのこちら。もちろん自分でセコセコ貯めて買ったというより、買ってもらったのが多かった。ボディカラーは赤ばかりだった。