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実在する組織なのか? 道路に設置されたカンバンにある「私道協会」の謎を追った! (1/2ページ)

実在する組織なのか? 道路に設置されたカンバンにある「私道協会」の謎を追った!

500mの道に20個も設置される私道協会の看板

 うちの仕事場の近くに、不思議な看板が立っている。内容は駐車禁止や通行禁止、行き止まり、猫にエサをやるな、など一般的なのだが、その下に書いてある文字がよくわからない。それが「私道協会」だ。

 もちろん私道というのはわかる。国道や県道とは逆で、個人の土地となっている道路だ。その協会というか、組織というのがあるのだろうか? だがそんなものは聞いたことがない。

 それにしても驚くのはその数。私道という割には妙に長くて500mぐらいあるし、真ん中を別の道路(こちらは私道か不明)がつら抜いていて、この道にもあちこちに私道協会の看板が立っている。500mぐらいの間に20個ほどはあるだろうか? ゴミを捨てるななどという以前に、看板自体が風景を汚しているような気がするのだが。

 と、ネットの一部にも不思議がる散歩レポートがあるが、おもしろがるだけで誰も真相には触れていない。ということで、地元の利を活かして、土地の古老(ただの近所のじいちゃん)に聞いてみたところ、まずわかったのは看板がないところもほとんどが私道だということ。さらに所有者は不明になっている部分も多いが、考え方としては分譲宅地のなかにある、皆が使う道路と同じだということがわかった。

 肝心の誰が看板を立てたかという点については、「マンションの管理会社ではないか」という。ただし、ひとつのマンションの前だけにあればわかるが、500mもの間に点在していて、複数の建物の前に設置されていたりするし、なかには壁に貼ってあるものもある。そうなると、管理会社が設置したというのも違う気がする。

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