高剛性・デザイン性を両立させミニバンから高級車まで網羅する
スポーツカーや高級セダンなどに装着するイメージが強い鍛造ホイールだが、それらに加えてミニバンやSUVも対象とした新たなブランド「F ZERO」が誕生。名前の由来はFが「フォージド(鍛造の英語表記)」とZEROは「0からのスタート」という意味が込められている。新ブランド誕生と同時に「FZ-1」と「FZ-2」の2モデルが発表された。鍛造と鋳造の違いを説明しつつ、モデルごとにその特徴を紹介したい。
まず鋳物と同じ製法で鋳型にアルミを流し込み、冷やして固めるのが鋳造ホイールだ。一方で鍛造ホイールは、アルミの塊を約7000tの力でプレスし成形する。それにより高剛性化されるうえ、軽量化も実現する。そのため高級車やハイパフォーマンスカーに採用される場合が多い。
FZ-1は10本のツインスポークとサブスポークを融合した15本スポークデザインを採用し、スポーティさとエレガントさを表現。
一方のFZ-2は鍛造ホイールらしい細身のスポークを10本配し、スポーティさを演出。どちらもセンター部を極限まで落とし込み立体感を表現している。
写真の通り“鍛造ホイール=高級車”というイメージが強いが、F-ZEROはトヨタ・アルファードやレクサスRXなどのラグジュアリーミニバン・SUVにも間口を広げた画期的なモデルである。いままで鍛造ホイールを諦めていたオーナーにはWEDSの技術を惜しみなく投入した「削り出しホイール」を愛車に装着し、その魅力を堪能してもらいたい。
高級スポーツ、セダン、ミニバン、SUVと幅広いユーザー向けに18〜21インチの各17サイズをラインアップする。いずれも鍛造ホイールとしてはリーズナブルな価格を実現。鍛造ホイールのオーナーはもちろん、それ以外のユーザーにも選択肢のひとつとして考えてほしい。
【製品概要】
F ZERO
FZ-1(エフゼットワン)/FZ-2(エフゼットツー)
サイズ:18×7.5J~21×10.0J 全17サイズ
価格:6万4800円~11万5560円(税込)
カラー:ダイヤモンドブラック・ブラッシュド