一度使うと付いていないクルマに乗れなくなるほど便利
ほかの人にしてみればナンてことのない、ほんとにちょっとした装備なんだけれど、愛車の買い替えなどでそれがなくなってみると、どれほど便利だったかを思い知る……。そんな装備って、ありますよね?
私の場合は、ドアのインナーハンドルが小物入れも兼ねているクルマに乗っていて、気がつけばそこにリップクリームやヘアゴム、小銭など、運転中によく使う小物を入れていたんです。それが買い替えたら、握るタイプのインナーハンドルが付いていて、それまでのように無意識で物を入れようとしたら下に落ちてきた! 「あっ、そうか、もうここの小物入れはないんだ〜」と、けっこう困ったのを覚えています。
こんな便利さ、決してクルマのカタログには載ってないし、誰も褒めないんですけどね。使ってみると実はとっても便利で、なくてはならない存在になっていたという。今回は、ほかにもそんな「目立たないけど使うと便利」な装備をご紹介したいと思います。
1)トヨタ・ハリアー:全ドアワンタッチパワーウインドウ
まずは、トヨタ・ハリアーについている「全ドアワンタッチパワーウインドウ(巻き込み防止機能・挟み込み防止機能付き)」です。運転席側の窓がワンタッチで自動開閉するのは今や国産車でも輸入車でも普通のことで、パーキングの出入り口などで窓を開け閉めするのも、ずっと指でスイッチを押していなくても、一度押したらあとは勝手に全開・全閉までやってくれて便利ですよね。
それがハリアーの窓は、全席がワンタッチ開閉になっているのです。ホントにちょっとしたことで、もしこれが付いていなくたって、ずっと押し続けていなければならないと言っても、たかだか5秒くらいのものだと思うんです。でも、一度押せばいいだけという便利さを知ってしまった私たちは、もう戻れない。
ハリアーに乗っていたファミリーが別のSUVに乗り換えたら、きっと「えっ、全部ワンタッチパワーウインドウじゃないの〜?」って不満に思うこと間違いなしです。ちなみにこの機能、便利なのにほかのトヨタ車には装着されていないよう。レクサスのLSなど一部モデルには装着されています。
2)日産エクストレイル:保温保冷機能付きカップホルダー
続いて、寒い時期にはとくに「欲しい!」と思う便利な装備が、日産エクストレイルの保温保冷機能付きカップホルダーです。あったかいコーヒーを飲みながらドライブしたいと思っても、寒い日ってあっという間に冷めちゃうじゃないですか? 温かいうちにと急いで飲むのもシャクだし、でもせっかくのコーヒーがどんどん冷めていくのは悲しいし……。
そんな時も、このカップホルダーならずっと適温のまま保ってくれるのが嬉しいですよね。夏なら、たとえばカップ入りのアイスクリームなども、何もついていないカップホルダーよりは長持ちするので、子どもにもいいかも。我が家は子どもが小さい頃、ドライブの合間によく車内でミルクをあげていたので、ミルクを適温に保ってくれるこんなカップホルダーが欲しかったですね。ぜひ、子育て世代をターゲットとしたほかのクルマにも装備してほしいものです。