濡れた傘を置くだけ……なのに差が付く秀逸な装備
3)スズキ・ワゴンR:アンブレラホルダー
お次は、雨の日にはどんなクルマでも置き場所に困る、傘問題。どんなにサッと乗り込んでも、傘から滴り落ちる雨粒で車内のフロアカーペットがビシャビシャになるし、ホントにイヤですよね。
そんなときにあると便利なのが、スズキ・ワゴンRについているアンブレラホルダー。リヤドア両側の内側についてるんですが、なんとこれ、傘についた雨水が車外に排出される構造になっている、軽自動車初の機能なんです。なので、アンブレラホルダーが付いてるのはいいけど、下に水が溜まってカビ生えたりしないの? なんて心配もナシ。
トヨタ・スペイドなど、ほかにもアンブレラホルダーが付いているクルマはありますが、この雨水排出機構も合わせて普及してほしいところです。ちなみにワゴンRのアンブレラホルダーは、全長約90cmまでの傘に対応しています。
4)日産セレナ:サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ
さて、最後にご紹介するのは便利なミニバンのなかでも盲点と言えるポイントを、見事に解決してくれる装備です。その盲点とは、3列目シートに座った人が、「自分でスライドドアを開けて出られない」という問題。私も経験があるのですが、2列目シートに座った人がぐっすり眠っているけれど、ちょっとコンビニで降りてトイレに行きたい! な〜んて時。運転席に誰かいれば、自動で開け閉めしてもらえるのでいいのですが、誰もいなくて、そのために起こすのも気がひけるし、どうしよう〜。困るんですよね。
そんな時に便利なのが、日産セレナに付いている「サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ」です。つまり3列目に座った人用に、助手席側のスライドドアの開閉スイッチが付いているのですが、これ、なかなかほかのミニバンにはないんですよ〜。
セレナは3列目と2列目の差別をなくそう、というのが開発テーマの1つでもあったので、折りたたみテーブルやUSBなども3列目シート用に装備されていたり、とにかく3列目想いのミニバン。2列目シートのシートベルトがピラーからではなく、シートと一体型になっているのも、3列目からの乗り降りをスムーズにしているヒミツです。
というわけで、どれも一度使って便利さを味わったら、きっと手放せなくなる機能ばかり。あまりカタログでは前面にアピールされていない装備もあるのですが、あらためて思うのは、やっぱり国産車ってこうした細やかな気遣いや、おもてなし装備がハンパないなぁということ。これからも、ユーザーが無意識にストレスに感じていることをリサーチして、いろんな便利装備を誕生させてほしいですね。