ウォッシャー液のアルコール濃度を30%にすると解氷効果が出る
解氷スプレーの成分はというと、アルコールだ。つまりアルコールを用意すればいいわけで、薬局で売られている消毒用アルコールなどで構わない。これを水で割ればいいのだが、ウォッシャー液はそもそもアルコールが配合されていて、だから凍らないし、噴霧しても乾きが早い。つまり、解氷ウォッシャー液を作る場合、水から作るよりも、既存のウォッシャー液のアルコール濃度を高めてやったほうが手っ取り早い。
市販のウォッシャー液のアルコール濃度はだいたい10パーセント。解氷効果を出すには30パーセント程度とされているので、差の20パーセント分を添加してやればいいことになる。
実際に試してみると、確かに解けて効果は実証。ただし、一般的なウォッシャーノズルはある一部しか当たらず、それをワイパーで伸ばしているので、霜のように全体にガッチリと付着しているモノに対して、すっきりと落とすのはけっこう手間も時間もかかる。解けた氷や霜が混ざって、せっかくのアルコール濃度が薄くなるのも欠点だ。
あまりやるとワイパーゴムを痛めそうで、そうなるとわざわざウォッシャー液にしなくてもいい気はする。自作するにしても、スプレーのほうが全体的に噴霧でき、当たった場所はどんどんと解けてくるのでスピーディでオススメではある。