充電コードにつなぎっぱなしで放置はNG
つまりリチウムイオンバッテリーを劣化させにくい使い方は、充電できるときにしておくという充電方法なのだ。なおかつ、充電ケーブルをつなぎっぱなしにせず、使ったり充電したりを繰り返すこと。
逆に、電気をほぼ使い切って、急速充電を繰り返すと寿命が短くなる。このことは、スマートフォンの充電についてもいえる。電気の残りが数パーセントとなるまで使い切って充電したり、充電コードにつなぎっぱなしで利用しないで置いておいたりすると、寿命を縮めかねない。充電できる機会にこまめに充電し、満充電にしっぱなしにしない携帯電話のような使い方が、リチウムイオンバッテリーの長持ちにつながるのである。
EVの急速充電は、急な長距離移動や、遠路運転をし続ける際には必要だが、日常的には普通充電で細かく、ゆっくり充電する使い方がよい。それは家で寝ているときや、何か用事をしている最中に、ついでに充電をするという、暮らしに余計な負担や無駄を掛けない充電方法でもある。