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割り切った2列か? あえての3列か? 選べるコンパクトミニバンのシエンタ&フリード4車種を徹底比較 (2/3ページ)

割り切った2列か? あえての3列か? 選べるコンパクトミニバンのシエンタ&フリード4車種を徹底比較

シエンタはFUNBASEの方が2列目シートの快適性に優れる

 ファミリーカーとして根強い人気なのが、両側スライドドアを備えた5ナンバーサイズのコンパクトミニバンだ。かつてのモデルの3列目席はあくまで緊急席だったものの、トヨタ・シエンタ、ホンダ・フリードの3列目席は大人でも無理なく座れる空間が確保され、長距離はともかく、近距離なら6~7人が不満なく移動できる多人数乗車性を備えている。

 そんなコンパクトミニバンにまず2列シート仕様を加えたのがフリードで、2016年にフリード+(プラス)として登場。そして昨年、満を持してシエンタの2列シート仕様、シエンタ FUNBASEがシエンタのマイナーチェンジを機にデビューしている。

 ところが、そうした2列シートミニバン、大容量コンパクトワゴンは、ただ3列シートモデルの3列席を取り払っただけではないのがポイント。また、両車の3/2列仕様の関係も似て非なるものなのである。ここではシエンタ、シエンタ FUNBASE、フリード、フリード+のそれぞれの個性、魅力について検証し、最適なクルマ選びのお手伝いをしたいと思う。

 シエンタとシエンタ FUNBASEで注目すべきは2列目席の快適性が異なる点で、シートアレンジを優先しないシエンタ FUNBASEのほうがクッション性、かけ心地により優れるのだ。

 また、ラゲッジルームにはシエンタにはないユーティリティーフックが用意され、さまざまな用品でアレンジすることが可能になる(これはフリード+でも同じ)。

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