被害が拡大しないためにも早期交換が望ましい
車検の場合、過大に勘違いされている部分もあって、ガラスにキズがあったり、ボディにヘコミがある場合など、通らないと思われていることが多い。ディーラーや整備工場が売り上げアップのために言っているという噂も聞かれるが、実際に車検場で尋ねると「走行に問題ない程度、ガラスの場合は視界を遮るようなものでなければ問題ないです」とのこと。
視界を遮らないということ自体、ひとそれぞれで曖昧だが、ガラスの場合、ひと口に損傷といってもいろいろ。視界を遮るという点と、今までの経験から鑑みると、バリバリに割れたものは論外でダメ。長くピーッと入った線キズやヒビもダメだ。唯一、車検がパスできるのは丸くえぐれたようなキズで、1センチぐらいまでだろう。ただし、検査官の判断によるところも大きいので、これといった基準はなく、小さなキズでもあっさりダメだったという例もある。
今後、小さなキズでもそこからヒビが伸びる可能性があるからというのがダメな理由なのだが、拡大を防止するという点ではウインドウリペアで補修しておけば車検は通る。ただ、ウインドウリペアで対応できるのは、丸や星状のキズで、線キズには対応不可。安全のためもあるので、どんなキズであれ、新品に交換したほうがいいだろう。