超メジャー車でも人気のないグレードは安い!
免許を取ったばかりの人やとりあえずのアシとしてクルマを探している人にオススメしたいのがやや不人気なコンパクトカーだ。維持費の面で考えれば軽自動車のほうが安価ではあるが、それだけに値落ちが緩やかで古いモデルでもあまり安くならないため、トータルで考えるとコンパクトカーのほうがお得であることも少なくない。
もちろん不人気といってもクルマの出来は決して悪いものではないので、お手頃かつ実用性に富んだオススメコンパクトカーをご紹介しよう。
1)トヨタ・ヴィッツ
現在のトヨタのコンパクトカーの柱と言うとハイブリッド車のアクアが中心となっているが、モーターや駆動用バッテリーが搭載されているためにどうしても車両価格は高めとなってしまう。
そこでオススメしたいのが、ベーシックなガソリンエンジンを搭載した現行ヴィッツだ(ヴィッツにもハイブリッドモデルは存在するが)。
一番排気量が小さいものでは1リッターしかないが、近所の移動に使うのであれば悲観するほどの遅さということはないだろう。前期型であれば20万円台から、衝突被害軽減ブレーキが備わる後期型でも60万円台から選ぶことができる。
2)ホンダ・フィット
すでに3世代目となる現行フィット。初期のハイブリッドモデルではi-DCDのリコールが複数回発生してしまい、ややネガティブな印象がついてしまったこともあったが、オススメはベーシックな1.3リッターエンジンを搭載したグレードだ。
1.3リッターとは思えない豊かなトルクを発生するエンジンとCVTのマッチングが絶妙で、市街地から高速道路までほぼストレスなく走ることができる。そしてもともと走りの面では定評のあるホンダ車だけにコンパクトカーのフィットでもキビキビとしたハンドリングは健在。走りにこだわる人にもオススメできる1台だ。