今なおファンに愛されるモデルも多数!
ホンダというのは不思議な傾向があって、ダメでもなんとか続けてみようという気が薄いメーカーのように思われる。クルマもそうだし、技術でもそう。もちろんVTECみたいにアイディアもので、一気に基幹技術になる場合もある一方、継承されない例も多い。一発屋的(失礼!)メーカーだったりする。
今回は、そんなホンダで1代で消えたクルマを見てみよう。どれも個性的でいいクルマばかりと改めてシミジミ。続けて欲しかった。
1)ホンダ・ビート
これはバブルという時代によって生まれたと言っていいだけに、1代で消えても仕方なしか。それはライバルのマツダAZ-1やスズキ・カプチーノでも同じ。実質後継車のホンダS660が出ただけでもよしとすべき。
2)ホンダS2000
Sシリーズ以来のFR。そしてオープンでも高剛性を確保するための凝ったハイXボーンフレーム構造や軽量のためのアルミパネル採用など、ホンダイズムを最大限に注入したものの、1代限りで消滅。2200ccになるなど、最後のほうは迷走した感も。
3)ホンダCR-Z
モーターショーでのコンセプトカーなど、ホンダCR-Xの再来と言われて満を持して登場。ハイブリッド初の6速MTとの組み合わせなど、ホンダらしい部分あったが、環境とスポーツの両立というコンセプト、グリーンマシーンというのはわかりにくかったか? 当初は売れたものの、尻すぼみで消えてしまった。