衝撃の開き方をするオープンモデルも登場
7)ホンダ・エディックス
フィアットのムルティプラ同様の横3人並びの2列シートを採用するという、ユニークなパッケージングが特徴。しかもすべてのシートが独立で、いろいろと配置をアレンジできたのもエディックスのウリだった。とはいえ、シートサイズに無理があったり、3人横並びに意義があまり見いだせず、なくなってしまった。
8)ホンダ・ロゴ
1996年に登場した、フツーのコンパクトカー。尖ったところはなかったが、できよかったものの、当時、CARトップ編集部ではホンダが出すクルマじゃないな、なんていう声が聞かれたほど。今のようにコンパクトカー市場が成熟していなかったのはつらかった。
9)ホンダ・キャパ
こちらは、ホンダ・ロゴベースのトールワゴン。今でいうところの、スズキのソリオ的なコンセプトだった。ちなみにJムーバーという、シリーズの第1弾だったが、クリエイティブムーバー同様、コンセプト的には甘い感じ。それゆえ、1代限りグルマを大量に排出した感も正直ある。
10)ホンダ・CR-Xデルソル
CR-Xと付いていることからもわかるように、本来3代目のCR-Xとなるが、実質は単独のモデルと言っていい内容だった。それまでのライトウエイトFFスポーツから、なんともソフトな感じに変身したのはみんな腰を抜かしたし、ロボットみたいに動くメタルトップ、トランストップは驚愕の技術だったが、それだけといえばそれだけ。けっこう壊れたし。出してみては飽きちゃうという、ホンダらしさを一番表わしたクルマかもしれない。