一発屋王国! コンセプトは面白いのに続かなかった1代限りのホンダ車10選 (3/3ページ)

衝撃の開き方をするオープンモデルも登場

7)ホンダ・エディックス

 フィアットのムルティプラ同様の横3人並びの2列シートを採用するという、ユニークなパッケージングが特徴。しかもすべてのシートが独立で、いろいろと配置をアレンジできたのもエディックスのウリだった。とはいえ、シートサイズに無理があったり、3人横並びに意義があまり見いだせず、なくなってしまった。

8)ホンダ・ロゴ

 1996年に登場した、フツーのコンパクトカー。尖ったところはなかったが、できよかったものの、当時、CARトップ編集部ではホンダが出すクルマじゃないな、なんていう声が聞かれたほど。今のようにコンパクトカー市場が成熟していなかったのはつらかった。

9)ホンダ・キャパ

 こちらは、ホンダ・ロゴベースのトールワゴン。今でいうところの、スズキのソリオ的なコンセプトだった。ちなみにJムーバーという、シリーズの第1弾だったが、クリエイティブムーバー同様、コンセプト的には甘い感じ。それゆえ、1代限りグルマを大量に排出した感も正直ある。

10)ホンダ・CR-Xデルソル

 CR-Xと付いていることからもわかるように、本来3代目のCR-Xとなるが、実質は単独のモデルと言っていい内容だった。それまでのライトウエイトFFスポーツから、なんともソフトな感じに変身したのはみんな腰を抜かしたし、ロボットみたいに動くメタルトップ、トランストップは驚愕の技術だったが、それだけといえばそれだけ。けっこう壊れたし。出してみては飽きちゃうという、ホンダらしさを一番表わしたクルマかもしれない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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