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多くのクルマ好きが存在するなかSUBARUファンはなぜスバリストと呼ばれるのか (1/2ページ)

多くのクルマ好きが存在するなかSUBARUファンはなぜスバリストと呼ばれるのか

約45年前から熱狂的なファンは存在した!

 先日富士スピードウェイで開催された「STI MOTORSPORT DAY」には、敬虔なスバリスト多数集結! どのメーカーにも熱心なファンはいるが、SUBARUのファンは「スバリスト」と称され、とりわけ熱心なファンが多いというイメージが強い。ひと言でスバリストと言ってもタイプはさまざまで、明確な定義があるわけではないが、なぜSUBARUのファンだけが特別な存在になったのだろうか。

 スバリストが他メーカーのファンよりも特殊な存在に見えるのは、SUBARUというメーカー自体が自動車メーカーとしては小規模ゆえに独自性を強め、今もなお個性が強いからだろう。

 東洋一の航空機メーカーをルーツとし、航空機の設計/安全思想を自動車に応用。FFレイアウトやモノコックボディ、乗用車の四輪駆動車、運転支援システムなど、現代では当たり前のように普及している多くの技術やシステムのパイオニアであるなど、マニアの心を掴む要素がどのメーカーよりも多いことが挙げられる。

 スバリストの歴史を振り返れば、「スバリスト」という言葉が使われるようになったのは1975年からと言われるが、旧富士重工業のモノづくりの姿勢に強く共感する熱心なファンは、最初の大量生産四輪車のスバル360が発売された1958年ごろのSUBARUの黎明期から存在していた。

 スバル360/1000時代の崇高な設計思想を高く評価していた層から堕落、大衆迎合などと評されることもあったレオーネが主力車種になってからは、乗用車の悪路走破性能に磨きをかける独自性の強い姿勢に共感し、雪上での安定性の高さなどに心酔するファンが定着。SUBARUは積雪量の多い地域のユーザーやウインタースポーツの愛好家から強く支持されるブランドとなるも、そのファンの絶対数は多くなかったことから、スバリストは「SUBARUの信者」なイメージを強めていくことに。

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