かつて教習車は5ナンバーサイズの四角いセダンが主流だった
自動車免許を取得するときに多くの人がお世話になったであろう教習車。免許を取得した時代や地域によっても車種はさまざまで、教習車が何だったかという話題は意外と盛り上がるテーマの一つと言える。そんな教習車だが、最近はマツダ車を見る機会が多くなっていないだろうか? 果たしてそれにはどんな理由があるのだろうか?
そもそも一昔前までは教習車と言えばスタンダードな5ナンバーサイズの四角いセダンが主流だった。車種で言えばトヨタのコンフォートや日産のクルーなど、タクシーにも利用されるような車種が多かっただろう。当然角ばったスタイルだけに見切りもよく、運転もしやすいという利点はあるために長らく愛用されていたという歴史がある。
その後もトヨタがコロナをベースとしたトヨタ教習車をリリースし、三菱もランサーベースの三菱教習車をリリース。日産も通常にはラインアップのない5速MTを搭載したティーダラティオ教習車をリリースするなど、各社が教習車を供給し続けた時代があったのだ(バブル期にはメルセデス・ベンツやサーブなどにも教習車仕様が存在した)。