ドライバーを常に見守ってくれるクルマも登場
日常生活での便利さだけでなく、休日には思いっきりレジャーを楽しみたいと思わせてくれるのが、まだまだ世界的に大人気のSUVたちです。本格的なクロカンタイプではない、都会派のSUVだとしても、いざとなれば少しくらいのラフロードもへっちゃらだし、雪道や雨の日の安心感が高いところも、人気の理由なんですよね。
でも、誰もが経験していることと思いますが、朝早く出かけて現地でクタクタになるまで遊んだあと、さぁ帰ろうとなったら高速道路は大渋滞……。家まで何時間かかるんだよ〜って、かなり憂鬱になりますよね。
そんな時に嬉しいのが、全車速追従機能付きACCなど、運転をラクにしてくれる運転支援装備が付いているSUVです。速度の上限をセットしておけば、足をペダルから離していても前を走るクルマの加速・減速に合わせて、一定の車間距離を保ちながら走ってくれるので、頻繁なペダル操作もいらないし、一度使うと疲労感がぜんぜん違うと実感できるはずです。
今回はそんな、運転支援装備が優れているSUVたちをご紹介したいと思います。
1)ボルボXC40
まずは、日本でもいち早く衝突被害軽減ブレーキの採用を決めるなど、安全&運転支援技術に関しては先駆者の感がある、ボルボ。その最新SUVであるXC40もまた、そうした装備が優れている1台です。
全車速追従機能付きACCがとても滑らかな動作で、自分で運転しているのとほとんど違和感がないので安心できるのはもちろん、70km/h以上で追従走行している時にウインカーを操作して追い越しをしようとすると、車両を一時的に加速させてスムースに追い越しができるよう支援してくれる、「追い越しアシスト」機能があって気が利いていますよね。
また、140km/h未満で走行中にACCを作動させると、車線を維持するためのステアリングアシストも作動。女性にはちょっとハンドルが重くなるかもしれませんが、安定感は高まります。
2)スバル・フォレスター
続いて、国産メーカーとしては早くから「アイサイト」を低価格で搭載して、運転支援装備にも力を入れてきたスバルから、昨年フルモデルチェンジしたばかりのフォレスター。
最新世代に進化したアイサイト・ツーリングアシストが搭載されて、その動作の賢さ、ステアリングアシストのきめ細やかさでは、現時点でトップクラスではないでしょうか。日本では、首都高速道路で試すとメーカーによってかなり性能差がハッキリと現われるのですが、環状線の急なカーブでもステアリングアシストが途切れず、スムースに作動したのはスバルがもっとも高い確率でした。
それだけ、日本の道でのテストを繰り返して進化しているということで、私たちも安心して走れますよね。また、フォレスターのハイブリッドモデルは実質的に最上級グレードとなりますが、それには顔認証でドライバーの居眠りなどを監視してくれる、「ドライバーモニタリングシステム」が搭載されています。レジャーで疲れた後の渋滞中、居眠りの危険性は高まると思いますので、こんな装備があるのも安心です。