何を選べばいいかわからない! 一般的なガソリンスタンドでできる洗車の種類と特徴とは (2/2ページ)

差がつくのは洗浄よりも最後の拭き上げ!

 じつは、洗車で差がつくのは、洗浄よりも最後の拭き上げ。拭き上げの良し悪しで、仕上がり具合が変わるので、ここは根気とノウハウ、そしてテクニックがモノをいうところ。ここにこだわる人は、洗車のプロ、あるいはセミプロ(アルバイト)に頼む「スタッフ洗車」(1000~1500円)というのもひとつの手(もちろん、スタッフだって経験値、センス、技術度には差がある)。

 また洗車機で洗うと、いわゆる『洗いキズ』が心配という人も……。いまの洗車機は、ゴムやスポンジ製のブラシを使っているところが主流で、センサーの精度も上がっているので、ボディ形状に合わせて自動調整してくれるので、傷もつきにくく、洗いムラもかなり少なくなってきている。

 それでも気になるという人は、ブラシを使わず、高圧で洗浄液と水を噴射して洗う、「ノンブラシ式」の洗車機を利用するか、手洗い洗車を頼むのがベスト。一部には、いまだにナイロン製もしくはプラスチック製のブラシを使っている洗車機もあるので、こうした古いタイプの洗車機は避けておいたほうが懸命だ。

 手洗い洗車は、概ね2500円~ぐらいで、時間も20~30分はかかるが、仕上がりはきれいなはず。最近では、大手カー用品店でも洗車メニューがあるところがあり、こうしたところでもガソリンスタンド同様、手洗い洗車をオーダーできる。

 最後に意外な穴場として、ディーラーの洗車メニューもけっこうオススメ。ディーラーでは、車検や整備に出したときは、無料で洗車してくれることが多いが、有料の洗車メニューもある。

「○○コート洗車」などの名称で、1000~1500円ぐらいと比較的安い。予約もできるし(原則要予約)、ショールームでゆっくりできるし、飲み物などのサービスも……。チラシなどで、洗車の割引サービスのお知らせが入っていることもあるので、そうしたときはとくに狙い目。

 これから厄介な花粉の季節。洗車も時間とコスト、クオリティを考えて、上手に使い分けて、きれいな愛車をキープできるように工夫しよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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