再始動でひと安心……は間違い! バッテリー上がりのクルマをジャンプスタートした際の正しいアフターケアとは (2/2ページ)

ジャンプ後2000~2500回転で走ると効率よく充電される

 なおオルタネーターの発電量はエンジンの回転数によって変わるので、アイドリングでしばらく放置していても、なかなか充電は進まない。一度バッテリーを上げてしまった場合、ジャンピングスタートしたあと、しばらく走行した方がいい。

 小型~中型の乗用車の走行中の発電量は1時間当たり40~60Aといわれていて、エンジンの回転数でいえば2000~2500回転ぐらいで走ると効率よく充電されるので、流れのいい郊外の道などを選んでなるべく電装品を使わずに少なくとも30分、できれば1時間ぐらい走っておけばとりあえず安心。

 ただしバッテリー自体が劣化していると、なかなか元気を取り戻さないこともあるので要注意。使用開始から3年以上経過しているバッテリーでバッテリー上がりを起こしてしまった場合、ジャンプスタート後にカー用品店やガソリンスタンドに行って、一度バッテリーのコンディションを点検してもらうことをオススメする(通常無料)。

 専用のバッテリーテスターで診断を受け、寿命が近づいているようなら早めに新品へ交換するのがベストだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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