「ゴーン=悪」の論調にメス! 保釈から考える日本の闇と日産の打撃 (2/2ページ)

日産は問題のある人物を切るべき

 当然の如く日産だって無事じゃ済まないと思う。今後は日産側のイヤな話もたくさん出てくる一方、ゴーンさんの業績を認めていく動きも活発化することだろう。私のような頭の悪い人間すら、ゴーン陣営にいたらメディアを利用していろんな記事を書いて貰うことだろう。上手にメディアを動かす方法なんかいっくらでもある。

カルロスゴーン

 さて。「楽しさの象徴である自動車を販売する企業」にとって何より避けたいのはイメージダウンだ。間もなく「久し振りのヒット車になりそう」とウワサされている新型デイズが発売されるけれど、悪いニュースと重なったら残念。ゴーン時代に日産をダメにした動きをしたような人材は、早い時点でお引き取り願うべきだと考えます。

 おそらく日産内部もゴーン陣営に訴えられそうな人物を掴んでいることだろう。そういった人が間もなく開催される株主総会で取締役になったり、その前後の人事で重要ポストにいるようだと、今後必ず起きるゴーンさんとの泥仕合で足を引っ張られる。日産にとって大きなマイナスだ。とにかく問題ある人はゴーンさんと共に去るべき。

カルロスゴーン

 それにしてもゴーンさんが取った弁護士の変更は良い判断だった。特捜部上がり(ヤメ検などと呼ばれる)の弁護士から、弁護士のプロに変更した途端、保釈になりましたから。ヤメ検の皆さんは「監視カメラが効いた」と口を揃えるけれど、そんなことにも気付かない人達なのか、と思った次第。ヤメ検はやはり検察の仲間だと実感した。


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