もうここで暮らしたい……と降りたくなくなるほど超快適シートを持つクルマ5選 (2/2ページ)

見晴らしの良さも疲労低減に直結する

4)マツダCX-8

 長距離、長時間のドライブをより快適に過ごすには、ある程度のボディサイズが必要だ。CX-8はその点、国産SUVのなかでも3列シートを備えるため大柄。

 狭い道の走行や駐車シーンでは、最初だけサイズ感になれる必要はあるものの、ロングドライブでの安心感、快適感は国産車トップレベル。クリーンディーゼルエンジンのトルクの豊かさによる走りやすさに加え、SUVならではの視界の高さによる見晴らしのいい運転感覚も、疲労低減に直結する。

5)スバルXV

 シートマッサージやシートベンチレーション機能を持たずとも、たとえ悪天候下でも長距離を安心快適に移動できる、手ごろなサイズ、価格の1台がスバルXV。

 実用スバル車の中でベストと言える走行性能、快適感、上質感を備えていて、もちろんAWD、Xモードによる抜群の走破性が、全天候下でのロングドライブ性能を高めてくれる。シートのかけ心地も優秀。じつに疲れにくい。

 このほかにフランス車のシートも、ふんわり・ぴったりの絶妙なかけ心地が得られる、長時間座っていても疲れにくい最高の椅子である。

 ドイツ車の本革シートは張りが強く、体重の軽い人だとちょっと固めに感じられることもある。ボルボにしても、体重65kgのボクの場合、生地に伸縮性があるファブリックシートを選んだほうが(グレードによって制限されるが)、お尻が絶妙に沈み込んで、より心地良くピタリと座れ、乗り心地がよく感じられるのも本当である。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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