見晴らしの良さも疲労低減に直結する
4)マツダCX-8
長距離、長時間のドライブをより快適に過ごすには、ある程度のボディサイズが必要だ。CX-8はその点、国産SUVのなかでも3列シートを備えるため大柄。
狭い道の走行や駐車シーンでは、最初だけサイズ感になれる必要はあるものの、ロングドライブでの安心感、快適感は国産車トップレベル。クリーンディーゼルエンジンのトルクの豊かさによる走りやすさに加え、SUVならではの視界の高さによる見晴らしのいい運転感覚も、疲労低減に直結する。
5)スバルXV
シートマッサージやシートベンチレーション機能を持たずとも、たとえ悪天候下でも長距離を安心快適に移動できる、手ごろなサイズ、価格の1台がスバルXV。
実用スバル車の中でベストと言える走行性能、快適感、上質感を備えていて、もちろんAWD、Xモードによる抜群の走破性が、全天候下でのロングドライブ性能を高めてくれる。シートのかけ心地も優秀。じつに疲れにくい。
このほかにフランス車のシートも、ふんわり・ぴったりの絶妙なかけ心地が得られる、長時間座っていても疲れにくい最高の椅子である。
ドイツ車の本革シートは張りが強く、体重の軽い人だとちょっと固めに感じられることもある。ボルボにしても、体重65kgのボクの場合、生地に伸縮性があるファブリックシートを選んだほうが(グレードによって制限されるが)、お尻が絶妙に沈み込んで、より心地良くピタリと座れ、乗り心地がよく感じられるのも本当である。