走りが無視できる! デザインだけで選んでも後悔しない「イケてる内外装」のコンパクトカー4選 (2/2ページ)

輸入車は国産とはまた違った個性的なデザイン!

3)ジープ・レネゲード

 お次は内外装で選びたいクルマの宝庫でもある、輸入車から。アウトドアやミリタリー系が好きな人に響きそうなのが、ジープ・レネゲードです。みんなが想像する“いかにも”なジープではなく、コンパクトカーなのにちょこちょこと内外装にジープテイストが散りばめられているところが、心くすぐるのです。

 たとえば外観では、丸いヘッドライトと縦型に7つの枠が並ぶ「セブンスロットグリル」で、本物のジープファミリーの証をアピール。テールライトのXデザインは、もともとアメリカ軍が使うものにつけられていたマークがモチーフとのこと。ガッチリとしたホイールハウスの縁取りも、タフな印象を強めています。

 そしてインテリアでは、モダンななかにも助手席の人がつかめるグリップがあったり、飲み物がグラグラしないようしっかり固定できるカップホルダーがあったり、「いざというときも大丈夫、守ってくれる」と感じさせてくれる、サバイバルギア感がいっぱい。そんなところに惹かれる人も、きっと多いのではないでしょうか。

4)ルノー・トゥインゴ

 続いてもう1台、輸入車からはルノー・トゥインゴ。フランスからやってきたクルマらしく、外観はマカロンみたいなカラーやスタイルがとってもキュートです。でも、オモチャっぽくならずピリリと本物感が漂うのは、往年のルノーの名車からインスパイアされたデザインモチーフを、ところどころに表現しているから。2000年を超える伝統を守りつつ、新しい文化も受け入れるパリの街のように、古いけど新しい、可愛いけどカッコいい、2つの魅力が絶妙にバランスしているところにキュンときてしまいます。

 インテリアも、余計なものは一切ないのに、ひとつひとつの色使いやデザインがオシャレなので、見ていると心が弾んでくるようです。はっきり言って後席は狭いし、エンジンが荷室下にあるRRレイアウトだから、荷物もあんまり大きなものは積めないけど、「ま、そんなのどうでもいっか」と思わせてしまう魅力がスゴイです。

 ちなみにトゥインゴには屋根が開くキャンバストップタイプもあって、こちらも最高にキュート。でも男性が乗ってもサマになるのがルノーマジックですね。

 世界観を楽しむ内外装、贅沢なレザーで優雅な時間に浸れる内外装、サバイバル気分が盛り上がる内外装、可愛いとカッコいいを両立する内外装。いろんなタイプがありましたが、お気に入りは見つかりましたか? ぜひ実車を見て、トキメキを感じてみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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