ロータリーエンジンのモデルもいまなら50万円!
3)ホンダ・シビック(EF系)
1987年9月に登場した4代目となる通称グランドシビック。3ドアハッチバックを基本に4ドアセダンと5ドアハッチバックのシャトルというラインアップで、なかでもツインカムエンジンのZCを搭載したSiと、VTECエンジンを搭載したSiRは高い人気を誇ったモデルだった。
小型軽量な点を生かしてモータースポーツのベース車として人気を集めただけに程度の良い個体は減り、高値安定が続いていたが、最近はやや落ち着いた感がある。さすがに昔のように20万円くらいで程度の良いものを……というのは難しいが、よほど極上かカスタマイズがされていない限り100万円オーバーというものは少ないようだ。
4)マツダ・サバンナRX-7(FC3S)
クルマ好きなら一度は乗ってみたいと思ったことがあるであろうロータリーエンジン。すでに現在のラインアップでロータリーエンジンを搭載するモデルは存在せず、RX-8の生産終了からも間もなく7年が経過している。最後のロータリーターボであったFD型RX-7はここのところ価格の上昇が顕著であり、新車価格を超えるものも少なくない。
一方でFC型RX-7は安いものでは50万円程度から探すことができる。もちろん過走行だったり修復歴があったりする個体がほとんどだが、そのあたりを理解した上でベースとして購入するのならば問題ないだろう。ただ、人気車種とはいえ純正部品の供給は厳しくなりつつあるので、ある程度の覚悟は必要だ。
今回紹介した昭和のクルマたちは、車両本体価格こそまだ高騰していないが、30年以上が経過した古いクルマである。そのため、そのまま絶好調で乗り続けられる保証はどこにもないし、部品が供給される保証もない。安いからと言って安易に購入するのは後々悲惨なことにもなりかねないので、くれぐれもご注意いただきたいところだ。