今宵は岡山県美作市の湯郷温泉に宿を取る
天候にも恵まれ気持ちよく300kmほどの距離を高速で向かう。湯郷温泉は女子サッカーチーム「岡山湯郷Belle」のホームタウンとしても有名だ。
湯郷で温泉を味わうなら共同浴場の療養湯をお勧めする、ここは源泉かけ流しであり、源泉地であるから鮮度感入浴感が格別である。泉質に関しては特徴のないナトリウム/カルシウム/塩化物泉だから、マニアックに言うとMTMM(無色透明無味無臭)だ。
旅館などは引き湯で温度も下がる。加温循環や塩素などの投入もあり、やや評価も低くなる。しかしながら旅館は食事も楽しみ、残念ながら春の旬菜にはまだ早く、好物の山菜にはありつけなかったが、料理は薄味で品格があり、焼きズワイガニをお腹一杯堪能し大変満足であった。
2泊3日でおおむね2000kmを駆け抜けた。給油は高知で1回だけと、ディーゼルエンジンの真骨頂だ。現行のシステムで1000km以上の航続距離を稼げるのは数少ない。約2000kmを走っての平均燃費が17.7km/Lを表示していた。5シリーズのスポーティモデルがこの燃費なのは、驚異的としか言いようがない。
また素晴らしい点は操作性だ。現行の他メーカー他車種と比べると非常にわかりやすいデザイン、配置、そしてスイッチ類の絞り込み。いきなり乗り込んでも慣れるまでそれほど時間を必要とせず、夜間でも迷わない操作性を実現しているのは感心した。