体格や力が違う! あくまで本人が触ってチェックすべき
5)インターフェースの使いやすさ
もう一つ、忘れがちだけどチェックして欲しいポイントが5つめ、インターフェースの使いやすさです。ナビ画面やエアコンの操作、スマホとつなげるかどうかなど、今はそうした機能が加速度的に変化していく過渡期なので、自分の感性に合うかどうかは大事。爪を伸ばしてネイルをしている女性ならば、その状態でも操作しやすいかどうかなど、ちゃんとチェックしておきたいところです。
6)シートアレンジ
そして6つめは、子育て世代の女性ならばとくに外せない、シートアレンジのしやすさ。ここで勘違いしてはいけないのが、シートアレンジの「豊富さ」ではないということ。クルマのアピールポイントとして、どんなにいろいろできることを謳っていても、普段の生活で頻繁に使うのは、後席を倒してフラットにすることくらい。ミニバンなら跳ね上げ格納ですね。この操作が一見カンタンにできそうでも、じつは復帰させるのがめっちゃ重くて大変とか、いちいちヘッドレストを外さなきゃいけないとか、実際にやってみないとわからないのです。
さらに、荷室側からの操作だけで完結するのか、リヤドア側にまわって操作しないとダメなのか。その逆もしかり。子供が小さいうちは、抱っこしたまま操作しなきゃいけない場面も出てきますので、軽さと簡単さは本当に重要です。
7)リヤゲートの開閉
さらに7つめのチェックポイントは、荷室のリアゲートが開け閉めしやすいかどうか。ミニバンだととくに、小柄な女性にはゲートが高すぎて手が届かないとか、手動だと重すぎて閉められないとか、意外にクルマを購入してから「あれっ?」と気づくパターンも多いところ。最近はパワーテールゲートや、足の動作で開け閉めできるハンズフリー機能も増えてますので、もし高さや重さがネックなら、そうした装備を付けるのもアリですね。
8)掃除のしやすさ
さて、最後になりますが、8つめのチェックポイントは長く愛着を持って乗り続けるために、掃除がしやすいかどうか。これも大切な機能なんです。たとえば軽自動車などに多いピアノブラックのインパネは、指紋などの皮脂汚れがすごく目立ちます。デコボコしたスイッチがあると掃除がしにくいのですが、タッチパネルならエンジンを切った状態でサッと拭き掃除ができるんですね。なので、この場合はタッチパネルのクルマを選ぶとストレス半減。
シートも撥水加工があればいつまでも綺麗な状態を保ちやすいし、荷室のフロアも同じです。子供が部活をやっていたり、キャンプやスキーなどアクティブな趣味を持つ女性なら、なおさら掃除のしやすさはチェックしておきたいですね。
そんなわけで、女性ならではのチェックポイントを8つご紹介しました。ただ、街中を走っていて一目惚れしたとか、デザインやボディカラーが大好きとか、そうしたトキメキも、女性にとってはとても大切な要素だと思っています。なので、チェックポイント全てが完璧なクルマというと、なかなか難しいかもしれませんが、自分の優先順位をつけて、なるべく多く当てはまるクルマを見つけよう、くらいの感覚で大丈夫。ぜひ、運命の1台と出会って欲しいなと思います。