アメリカ人はクルマ好き! モーターショーに感じる日本との深度の差 (1/2ページ)

ニューモデルでもないのに関係者がクルマ談義に華を咲かせる

 シカゴショーは2019年2月9日が一般公開となり、その前の7日と8日がプレスデーということで、メディア取材に対応していた。しかし完成車メーカーをメインとしたプレスカンファレンスは初日の7日で終了しており、8日朝一番(8時)に会場に行くとメディア関係者はほんのわずかであった。しかし10時も過ぎると、一般来場者らしきひとたちが会場内で目立つようになってきた。8日はあくまでプレスデーなのだが、様子を見ていると地元のディーラー関係者などが会場を訪れていたようだ。

 このカットはそんな、メディア関係者以外らしきひとたちが目立ってきたタイミングで撮影したもの。いい歳した男性が数人でGT-Rのボンネットを開けてクルマ談義に花を咲かせている。デトロイトショーでは2日間のプレスデーの翌日は業界関係者招待日となっており、完成車メーカーやサプライヤーなどの関係者が会場を訪れた。この日ばかりは大手を振ってライバル車をチェックしたり計測できる日となっており、ここでもあちこちでボンネットを開けてクルマ談義をする光景を目にすることができた。

 筆者は子どものころは公団の団地(いまはUR)に住んでいたのだが、当時はまだマイカーが珍しいこともあったのか、洗車をしていたりすると、近所のおじさん同士でクルマ談義していた光景をいまも記憶している。しかし、いまは日本ではなかなかそんな光景を見ることができなくなった。それだけ世の中のクルマへの興味が薄れているんだなあと感じた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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