ボディ形状なんて関係ない! 人生一度は経験してほしい極上の国産ミッドシップカー3選 (2/2ページ)

MRスポーツならではのフィーリングを味わえるモデルが登場!

3)トヨタMR-S

スタイリッシュでわかりやすいスポーツカー的なルックスが人気だった前身モデルのMR2とはイメージを激変させ、主導ソフトトップを持つライトウェイトオープンカーとして生まれ変わる。エクステリアはややコミカルな路線に。性能面でもターボがなくなるなど、MR2的なスポーツカーを好んだ層からは支持されなかったが、乗ってみるとまごうことなきMRスポーツであることが実感できた。

NA(自然吸気)1.8リッターの限られたエンジンパワー(140馬力)をリヤタイヤで余すことなく路面に押し付けて走る感覚や、ドライバーを中心としてヒラヒラと舞うように旋回する走行フィールは、まさにMRスポーツならではの美点。パワーが少ないこともあって、前身のMR2の2代目前期型で酷評されたようなハンドリングがピーキーとなるMRのデメリットはまったく現れず、シーケンシャルセミATの採用もあって、どんなドライバーでもMRの気持ち良さが味わえるところも素晴らしかった。

エンジンフィール面では最低ランクに位置づけられた当時のトヨタの4気筒も、ドライバーの背後にマウントされると勇ましく感じられたのは意外な美点。騒音面では不利となるMRの特性を逆手にとって活かしたところも上手かった。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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