【試乗】「なんだこのクルマ?」周囲の視線が刺さりまくる光岡ロックスター! (2/2ページ)

中身はロードスターそのものなのに走りが違って感じる

 実際にドライブしていても、ロードスターらしさが薄れて感じるから不思議である。ドライブフィールに影響する技術的な差異は、タイヤ銘柄が異なっていることだけだ。

光岡ロックスター

 あるいは、ボディがロードスターよりも大胆に長いから、慣性力に違いがある。だがそれだけでは説明ができないほど、ロードスターとはフィーリングが変わっていた。

光岡ロックスター

 全長は4345mm×全幅は1770mm×全高は1235mm。ロードスターより大幅に前後に伸びやかではある。スペック表にはあきらかにマツダ・ロードスターであることの痕跡が残る。エンジンはスカイアクティブ1.5、ミッションもスカイアクティブMT-6MTと記されている。コネクティビィティシステムは、マツダコネクトを利用できるとも公表されている。

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 印象に違いがある理由はおそらく、造形美にほかならない。ボンネットの独特の隆起は、ドラビング中にも目に飛び込んでくる。すわ、コルベットをドライブしているがごとく錯覚に陥る。大排気量らしい走り……とまでは言わないが、軽量な1.5リッターエンジンに鞭を打っているとは思えないのだ。

光岡ロックスター

 気分は、青く良く晴れた日のカリフォルニアである。ロックスターはコルベットにインスパイアされた造形で、フットワークすら素敵に整えてしまっているのだ。

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