東京モーターショーが見習うべき点もある
シカゴはいわずとしれたアメリカ国内でも有数の大都市、周辺にもそこそこの規模の都市が点在するが、それらの都市間は小麦などの穀倉地帯となっており、エリアとしての人口は多いものの、クルマのニーズが高いという特性もオートショーへの興味を高めているようだが、それだけではなかなか集客はできないだろう。
デトロイトショーの時もそうであったが、シカゴショーでも開催期間中には周辺のディーラーが、“モーターショーセール”として特別なキャッシュバックキャンペーンなどを展開するあたりは、日本の東京モーターショーも見習うべきだとかねがね思っている。シカゴショーは何か特別に“ひねり”を利かした展示などをしているようには見えない、オートショーの基本である“トレードショー”に徹しているところもとても印象深かった。
2020年からはデトロイトショーの直前開催がなくなるので、シカゴショーにおいて、これまでのデトロイトショー並みにワールドデビューモデルが多くなるのではないかとの話もあるが果たしてどうなっていくのかも今後は注目していきたい。