SUVでも走りを追求! ホンダ ヴェゼルのモデューロXコンセプトの開発陣にインタビュー【大阪オートメッセ2019】 (2/2ページ)

クルマの特性に合わせたシート形状を追求

──ヴェゼルでは初めて、シートの形状も変更されていますね。

 福田:シートは衝突安全性の検証も必要なため、なかなか変更するのが難しいのですが、今回初めてゼロから見直しました。

 でも当初シート屋さんは、シートのことだけを見ようとしていたんですね。でもそれではダメで、クルマ全体を見なければ本当に良いものはできません。実際に開発の現場で、いろんな開発スタッフが自らの手で作業していて、クルマ全体のバランスを見ながら各担当の場所を調整していったを見るうちに、シートもクルマの挙動にマッチしたものになっていきました。

 とはいえ今回は正直な所、超ロングツーリングでのテストまではできていませんので、今後のモデルではさらに改良していきたいですね。

──モデルバリエーションは、この1.5Lターボ車だけですか?

 福田:ハイブリッド車の開発も進めていますので、ハイブリッド車のFFと4WD、それに1.5Lターボ……こちらはノーマルがFF車しか設定がありませんので、モデューロもFF車だけですね。

──発売はいつ頃になりそうですか?

 川合:今の所、年内には出したいと思っています。

──発売を楽しみにしています。ありがとうございました。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

愛車
ホンダS2000(2003年式)
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