なんとNAエンジンモデルもランクイン
ひと昔前までは日本車の最高出力は280馬力が自主規制値となっており、輸出仕様ではそれ以上のパワーが出ている車種であっても日本国内で販売されるモデルについては280馬力に抑えて販売されていた時期があった。
それが撤廃されたのは2004年6月のことであり、最初に280馬力を超えた国産車はホンダ・レジェンドの300馬力であった。それから15年の時が流れ、国産車もハイパワーモデルが多くリリースされている。そこで今回は、現行モデルの中で最高出力の高いTOP5をご紹介しよう。
5位:日産フェアレディZ NISMO/355馬力
ベース車でも334馬力を発生するVQ37VHR型エンジンをNISMOチューンによって355馬力まで引き上げられたのがフェアレディZ NISMOだ。もちろん、エンジンだけではなく足まわりからボディ補強まで専用のチューニングが施されており、その価格に見合ったハイパフォーマンスモデルに仕上がっている。なお、このモデルが過給機の付かないNAエンジンとしては現行国産車最強となっている。
4位:トヨタ・センチュリー/431馬力
ハイパフォーマンスとは程遠いキャラクターを持つ新型センチュリーだが、じつはシステム最高出力431馬力を誇るモデルでもある。ベースは先代レクサスLSに搭載されていた5リッターV8+ハイブリッドシステムのものを流用しているが、センチュリー専用にリファインがなされており、約2.4トンもある巨体を音もなく加速させる実力を秘めているのである。