レクサスのスーパーカー「LFA」を超える高剛性を達成
また、あのトヨタ2000GTから継承したとされる、空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフなど、エクステリアにどこまでトヨタ2000GTテイストが反映されているかも、実車でチェックしたいところ。
メカニズム的には、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で無段階に最適制御するアクティブディファレンシャルや、86の約2.5倍ものボディ剛性を誇る高剛性ボディにも注目。
GRスープラでは、アルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したあのレクサスLFA以上の高剛性に仕上がっているらしい。
細かいところでは、せっかくの直6エンジンなのに、レッドゾーン(オレンジゾーン)が6500rpmではじまるのはちょっと寂しい……。(ただし、その直6エンジンの最大トルクは1600rpmという超低回転で発生! しかも500N・mというスペックを誇る)
そもそも、直6という形式が、最新のスポーツカーとしてどうなのかという感じもするし、一方で、ミッションが8速ATオンリーというのも??? もしかすると、古くて新しいそのスペックが、GRスープラのアイデンティティなのかもしれない。
発売前から気になるところが満載のGRスープラ。まずは大阪オートメッセ2019で実車をじっくり見てみよう。