FFと4WDの前輪のドライブシャフトブーツはとくに破れやすい
4)アライメント
タイヤを縁石などにぶつけたりして、ハンドルのセンターが狂ってしまった、走行中にハンドルがとられたり、まっすぐ走らない、といった症状があるときは、ホイールアライメントが狂った可能性がある。放っておくと、タイヤが偏摩耗したり、燃費が悪くなったりするので、専門店で測定と調整をしてもらう必要がある。
5)ブレーキ
ブレーキもメンテナンスを怠ると怖い部分。とくにブレーキパッドの残量は重要だ。摩材の残量が2mm以下になったら交換(新品の厚さは約10ミリ)。
摩耗が進むと、パッドウェアインジケーターによって、「キーキー」と異音が出て、摩耗具合を教えてくれるようになっているが、それを無視しているとブレーキが効かなくなったり、ローター面を傷つけて、パッド交換だけでなく、ローターの交換まで強いられることになるので、事故やトラブルを起こす前に交換すること。
6)ドライブシャフトブーツ
ドライブシャフトのブーツも消耗品で、とくにFFと4WDの前輪のブーツは破れやすい。
破れたことに気付かずに乗り続けると、中のグリースが飛び散ってなくなり、ドライブシャフトのジョイントがダメになって、ドライブシャフトを丸ごと交換する羽目に。そうなると出費がかさむので、早期に見つけ、ブーツの交換だけで済むうちに対処しよう。
7)Vベルト
アクセルを踏み込んだ時に、「キュー」という異音が聞こえたら、Vベルトがスリップしている可能性がある。
Vベルトが切れると、パワステが効かなくなったり、オルタネーターが止まってバッテリーに充電ができなくなったり、エアコンが効かなくなったりする。異音が聞こえるということは、ベルトがゆるんだ証拠で、ベルト自体が劣化していることが多いので要交換。