小さいボディながら走りが気持ちいモデルも!
3)ルノー・トゥインゴ
そしてフランスからやってきたルノー・トゥインゴもまた、映え度満点の1台。全長が3mちょっとの小さなボディに、マカロンみたいなカラーがまたよく似合うんです。
インテリアだって、シンプルなのに超絶オシャレで、乗るたびにウキウキさせてくれます。でもじつはこのトゥインゴ、エンジンが荷室下にある、最近では珍しい「RRレイアウト」を採用。独特な粘りのあるコーナリングが楽しいのなんのって、きっと病みつきになるでしょう。
しかもエンジンがどいたことで、前輪の切れ角はとんでもなく大きくなり、なんと軽自動車より小さな最小回転半径で小回り抜群。直噴ターボエンジンだって、最近はどれもお上品でターボらしくないものが多いなか、トゥインゴはワハハと笑いたくなるくらい、天真爛漫でスカッとする加速フィール。走るのが好きな人にこそ、一度は乗ってほしい傑作コンパクトです。
4)フォルクスワーゲンup!
さて、500もトゥインゴもいいけど、もう少し可愛らしさ控えめの輸入コンパクトがいいな、という人にはフォルクスワーゲンup! はいかがでしょう。「カールおじさんみたい」と言う人もいるフロントマスクは、愛嬌たっぷりなのに可愛すぎず、フォルクスワーゲンらしい質実剛健さがちゃんと漂っていますよね。
2ドアと4ドアがあって、2ドアでも意外に後席のスペースが広いところも、実用性を重視するドイツ車ならではです。
走りのほうは、500やトゥインゴほどではないものの、キビキビとしていて操る楽しさもあって、とくに高速道路で加速したときの安定感、剛性感がスゴイ。さすが、速度無制限地帯がいまだに残る、ドイツ生まれだなぁと感心するはずです。なのでup! は、ロングドライブが多い人にもオススメです。
5)マツダ・デミオ
そして最後は、日本車なのにヨーロッパでも高く評価されてるデザインで、インテリアの映え度もハンパない、マツダ・デミオ。フロントマスクのデザインを、上のクラスと同じテーマで統一していることもあって、写真だとものすごく立派に見えたり、高速道路などでも後ろから迫ってくると、「ん? アクセラかな? アテンザかな?」なんて、もっと大きなクルマに感じたりするのがデミオです。
インテリアでは、コンパクトカーでは珍しいホワイトレザーのタイプがあって、その上質感やエレガントさは女子もウットリ。乗るたびに嬉しくなりますよね。
で、今回ご紹介したなかで唯一、ディーゼルエンジンが用意されているのがデミオです。低速からモリモリとした力強さが得られるのはもちろん、マツダならではの伸びやかに吹き上がるディーゼルは、ほかでは味わえない爽快さ。フットワークも素晴らしく、市街地から山道まで、走るのが楽しくて仕方ないくらいになるはずです。
そんなわけで、女子ウケ狙いの「映えてる」ルックスと、自分自身が満足するための走りの良さ。どちらも手に入るコンパクトカーなら、きっと素敵なカーライフが待っていると思います。