豪華ミニバンの先駆け的存在も!
5)日産アベニール
ワゴン3大巨頭。スバル・レガシィに対する、トヨタがカルディナ。日産はアベニールだった。カルディナ同様、商用車ベースということもあり、レガシィには勝てなかったが、アンチも取り込み、ヒットした。
6)日産エルグランド
今ではアルファード/ヴェルファイアにすっかりやられっぱなしだが、もともとLLクラスのミニバンといえば、1997年登場の初代、2002年登場の2代目と、エルグランドが独壇場だった。オーナーやディーラー取材をすると「エルグランドは憧れ」という言葉をよく聞いたものだ。この点が、今のエルグランドに欠けているところで、トヨタにやられている理由のひとつだろう。
7)日産フェアレディZ
元祖280馬力規制車。結構大きいので、日本で乗るには気を使うこともあったが、存在感はあった。ちなみにR32スカイラインと時期的には被るが、今からすると激安とはいえ、当時としてはけっこうなオネダンしたこともあって、さすがに街でよく見るというほどではなかった。逆に、たまに見かけたスポーツカーという点では、通称「ビンボー人のGT-R」として、パルサーのGTi-Rがあげられるだろう。
8)日産シーマ
シーマ現象という流行語ができたほど、街のあちこちで見た。セドリック/グロリアを筆頭に日産サルーン勢はやんちゃな感じがウリだったが、シーマも同様。中小企業、とくに現場系の社長に愛され、リヤウインドウのところにヘルメットを乗せ、フル加速で走り去っていくシーマはド定番だった。しかもお尻がグッと下がって、加速するものだからなおさら目立ったものだ。