17年ぶりに復活して話題を呼んだクルマも負け組にランクイン
■負け組
8位 トヨタ・センチュリー
後席は超絶的に快適だが、ハイブリッドシステムやプラットフォームは、先代レクサスLS600hから流用した。V型12気筒を積んだ先代センチュリーに比べてインパクトが乏しい。しかも価格は700万円以上も値上げした。
7位 トヨタ・シエンタ(2列シート)
3列シートのシエンタが薄型燃料タンクを生かして多彩なシートアレンジを実現させたから、2列シートは相対的に魅力が乏しい。価格はあまり下がらない。
6位 トヨタ・カローラスポーツ
実質的にオーリスの後継車種だ。走行安定性は良いが、1.2リッターターボは動力性能が物足りない。安全装備や居住性の優れたインプレッサスポーツに勝る特徴が乏しい。
5位 ホンダCR-V
インサイトのインパネに見られるステッチ(縫い目)は、糸を使った本物だが、CR-Vは成形された模造品で済ませた。全般的に質感が不満で、価格は割高だ。
4位 マツダCX-8/ガソリンターボの追加
CX-8自体は魅力的なSUVだが、ガソリンターボは高回転域の吹き上がりが鈍い。クリーンディーゼルターボに比べて魅力が乏しく、2WDは設定されない。
3位 レクサスUX
レクサス車では乗り心地が少し粗く、ハンドルを保持する掌にも路面からの振動が伝わる。後席は狭く、2リッターのノーマルエンジンは価格が割高だ。逆にハイブリッドは割安になる。
2位 トヨタ・スープラ
操舵感が機敏すぎて少々子供っぽいが、スポーツカーとしては楽しい。ただし方向指示機のスイッチを左側に装着するなど、主役はBMW・Z4だ。トヨタの立場は従属的で、スープラの車名は相応しくない。
1位 ホンダ・クラリティPHEV
駆動用電池の容量が17kWhと大きく航続可能距離も長いが、価格は588万600円に達する。全長が4900mmを超えるボディは、運転がしにくい。